嵩夜あや『少女義眼工学士・青のベルベット』（BWインディーズ）

女子高に入学した主人公。数少ない友人の一人に一緒に帰る約束をすっぽかされてしまいます。 あてもなく校内を彷徨っていると、不思議な建物を見つけます。そして、同じく不思議な女生徒に声をかけられるのでした。

漂うミステリアスな雰囲気が良いですね。あと、インディーズ小説なのにきちんとした挿絵があるのもgood

日常系かと思いきや、中盤にセンセーショナルなイベントがあり、物語が大きく動きます。

ただ……終盤がちょっと……。 折角動いた物語を、無理矢理日常系に押し戻した感があり、私は受け付けませんでした（＞＜ あのまま突っ走っても良かったのになぁ……と思います。

非常に丁寧に作られた物語だっただけに、ちょっと残念でした。