HiHiの雑多な本棚

本の感想と、お金の話。

2017-01-01から1年間の記事一覧

Funny Creative『アーマードール・アライブ 3 ~非情の人形は悪魔の虜~』(ボイジャー・プレス)

公式のあらすじがネタバレになっているように思いますので、ここでは簡単に紹介します。サラの秘密は概ね明らかになったものの、その秘密そのものが問題になる中、強大な敵からの襲撃を受けます。状況が混沌とする中で、解決する問題もあり新たに発生する問…

幾谷正/Funny Creative『アーマードール・アライブ2』(ボイジャー・プレス)

かつての愛機との死闘を乗り越え、訓練学校で穏やかな日常を送る【愛生文楽】の前に表われた謎の少女。彼女は乗り込んだ操縦士の命を奪うと恐れられるいわくつきの機体、色欲の〈アスモデウス〉の人形知能サラだった。操縦士達が怪死する秘密を突き止めるた…

Koi『ご注文はうさぎですか?6』(まんがタイムきららコミックス)

登場するキャラの成長や変化が描かれた巻だと思いました。特にチノちゃんが大きく変わったと思います。あ、メグちゃんは身体の成長が(笑)。 ジャンルの都合で元々皆仲がよいのですが、どんどん絆が深まっていますね。高校生だったり中学生だったりなので、…

佐藤明機『パラダイスバード・クロニクル』(駒草出版)

『パラダイスバード』の続編です。ゲートを開いてからおよそ100年後の「あちら側」の世界が舞台。公式サイトには「時代は飛ぶけどいろいろないろいろを前作から引き継いでおります。 」とありますが、前作の登場人物はほとんど出ません。続編なので設定が…

荻原規子『RDG レッドデータガール6 星降る夜に願うこと』(カドカワ銀のさじシリーズ)

ネタバレになりそうなので、あらすじは割愛です。最終巻ということで、通しての感想を。 それぞれの巻できちんと起承転結があり、引き込まれるように一気に読んでしまいました。文章や展開が丁寧で分かりやすく、特に低年齢の方には読みやすいだろうと思いま…

米澤穂信『リカーシブル』(新潮社)

主人公の少女ハルカと弟のサトルは、母の生まれ故郷の町に引っ越すことになります。この町に住むのは初めてのはずなのに、弟のサトルが「この場面は見たことがある」「こうなることは知っていた」と繰り返します。他にも奇妙な出来事が立て続けに起き、調べ…

岸見一郎/古賀史健『幸せになる勇気』(ダイヤモンド社)

『嫌われる勇気』の続編。物語的には続きですが、内容的には補完するという感じです。前作の引用が多く、読んでないとついていけないでしょう。議論は更に過激になり、青年の言葉遣いも荒いです。対する哲人の返しも厳しいです。アドラー心理学で言う「幸福…

ロバート・F・ヤング/伊藤典夫『たんぽぽ娘』(奇想コレクション)

ロバート・F・ヤングの作品の中から、ボーイミーツガールを中心に選んだ短編集です。 ジャンルとしてはSFになるようですが、ファンタジーに近いと感じました。驚いたのは、1960年代~1980年代にアメリカ人の作者によって書かれた作品にもかかわらず、2010…

荻原規子『RDG レッドデータガール4 世界遺産の少女』(カドカワ銀のさじシリーズ)

生徒会執行部の一員として学園祭の準備に追われる泉水子は、衣装の着付け講習会でモデルを務めることになる。講習会は何事も無く終わったのだが、直後に姫神が憑依。元に戻そうと懸命に対応する深行に、衝撃の事実を語るのだった。 遂に姫神が顕現! これま…

荻原規子『RDG レッドデータガール3 夏休みの過ごしかた』(カドカワ銀のさじシリーズ)

学園祭の準備企画で、夏休みに泉水子たちは長野県の戸隠で合宿をすることになります。多少ギクシャクしつつも和やかに過ごしていたのですが、ルームメイトの真響(まゆら)の弟である真夏(まなつ)に、愛馬が危篤との情報が入ってから事態は急変。泉水子た…

荻原規子『RDG レッドデータガール2 はじめてのお化粧』(カドカワ銀のさじシリーズ)

結局、泉水子も深行も鳳城学園に入学し再開するのですが、特にお互いが親密になるというわけでもありません。学園の寮に入った泉水子はルームメイトに気に入られ、少しずつですが交友関係が広がります。しかし、彼女がクラスメートの正体を見破ったことから…

荻原規子『RDG レッドデータガール1 はじめてのお使い』(カドカワ銀のさじシリーズ)

山奥の隔絶された神社で生まれ育った泉水子(いずみこ)は、中学三年生になった春、突然現れた父の友人に突然東京の高校への進学を勧められひどく困惑してしまいます。しかも、彼の息子を下僕としてあてがうと告げられ、なし崩しに一つ屋根の下で住むことに…

庵田定夏『アオイハルノスベテ』(ファミ通文庫)

庵田定夏『アオイハルノスベテ』(ファミ通文庫) の感想です。

中田永一ほか『十年交差点』(新潮文庫NEX)

中田永一ほか『十年交差点』(新潮文庫NEX) の感想です。アンソロジーでどれも楽しむことができました。

「基本無料 課金あり」を、どう捉えるべきなのか?

「基本無料 課金あり」を、どう捉えるべきなのか? について書きました。

幾谷正/Funny Creative『アーマードール・アライブ1』(BWインディーズ)

幾谷正/Funny Creative『アーマードール・アライブ1』(BWインディーズ)の感想です。

【年収300万円でも、10年間で1000万円の資産を作る方法】その3 情報を取捨選択する

情報化が進み、様々な情報が雑多に溢れる現代。 ただ受信しているだけでは、目標に向かって進もうにも大きく攪乱される可能性があります。 特に、本シリーズで目指している資産形成は情報というのが非常に重要で、雑多な情報に惑わされていると相当に不利に…

【年収300万円でも、10年間で1000万円の資産を作る方法】その2 あなたの周囲は、あなたにお金を使わせたいという意図で満ちている

第2回目は心構えの話です(実践は次回から!) タイトルに書いていることを理解して頂ければ十分なのですが、実感がわかないと思いますし、記事が真っ白というのも体裁が悪いので(笑)具体的に書きたいと思います。 さて、私たちの周りでは様々なマーケテ…

【年収300万円でも、10年間で1000万円の資産を作る方法】その1 前提条件の明確化

まず最初に、目標達成(10年で1000万円)の前提条件を提示しておきたいと思います。収入については年収300万円とタイトルで明示していますので、この章では他の項目を明確にしてきます。 ざっくり書くと、以下の3点になります。 スタート時点で借…

泉鳴巳『琥珀色のレミニセンス』NI-BOOKS

受験戦争を乗り越えて晴れた大学生となった主人公。しかし、大学に入ってもこれといってやりたいこともなく、サークルにも入らずアルバイトもせず、暇を持て余していました。ゴールデンウィークにも特に予定が無かったので、何をしようかと考えながら自転車…

三月『ひなこのーと3』(MFCキューンシリーズ)

この巻は水着回でしょうかw 変わらず肉感的で良いと思いますww ……えぇと、変わらぬ安定の日常系ですね。海に行くエピソードの他にも、ゆあちゃんの家族が出てきたりして面白いです。 しかし、私が一番印象に残ったのは劇場に演劇を観に行くお話でした。 …

嵩夜あや『少女義眼工学士・青のベルベット』(BWインディーズ)

女子高に入学した主人公。数少ない友人の一人に一緒に帰る約束をすっぽかされてしまいます。 あてもなく校内を彷徨っていると、不思議な建物を見つけます。そして、同じく不思議な女生徒に声をかけられるのでした。 漂うミステリアスな雰囲気が良いですね。…

水月さなぎ『ちび龍といっしょっ!4』(いるかネットブックス)

エリスと共に温泉でゆっくりするために温泉街にやって来たアッティカですが、やっぱりトラブルに巻き込まれることになります。 火龍の「リオ」が持ってきた依頼はとてもやっかいなものでした。アッティカは必死で解決方法を探るものの、解決の目処が立たなく…

【年収300万円でも、10年間で1000万円の資産を作る方法】その0 お金を貯める目的を決める3つの指針

資産形成の話をする前に、お話しておきたいことがあります。 それは、何のために貯めるのか?ということです。 タイトルに引かれてこの文章を読まれている方の相当数が「余裕が欲しい」「将来が不安」「金持ちになってみたい」というような目的を設定すると…

水月さなぎ『ちび龍といっしょっ!3』(いるかネットブックス)

前の巻までのほのぼの日常から打って変わって、シリアスな事件を解決するストーリーです。 ほんの少しミステリ風味ですが、謎解きがてんで苦手な私でも分かってしまうほどの謎なので、分かる人も多いでしょう。 エリシエルの影響力や凄さが少しずつ明らかに…

水月さなぎ『ちび龍といっしょっ!2』(いるかネットブックス)

前半はほのぼのとした日常なのですが、後半はエリスが誘拐されてしまって……と少しショッキングな展開。その落差に驚くと共に、エリスの非人間性が浮き彫りになる感じです。 しかし、作者は本当に悪人に対して容赦ないですねw アッティカの影がちょっと薄い…

水月さなぎ『ちび龍といっしょっ!1』(いるかネットブックス)

薬師のアッティカは、水龍の痕跡を探して山の中を彷徨っていると、偶然にも本物の水龍に遭遇します。水龍の卵を盗賊(?)から取り戻し、卵から孵る瞬間に立ち会うことになるのですが、生まれた子供に懐かれることに……。 エリスちゃん可愛いよエリスちゃん!…

三月『ひなこのーと2』(MFCキューンシリーズ)

ひな子のお母さんが舞台を見るために上京することになり、成功させるために頑張るエピソードがメイン。劇団「ひととせ」の団員とも仲良くなり、心温まるお話です。 エロさも磨きがかかってて……何ていうか三月さんの絵柄はむっちりしていてエロいですww 参…

水月さなぎ『ラストテイル・オンライン2』(BWインディーズ)

1巻とほぼ変わらない感じで展開。最終話でちょっとシリアスな展開ありますが、ラストということもなくこの巻は終了です。筆者いわく、これで一区切りとのこと。 ギャグとエロは変わらず面白いのですが、魔王様がAIであるという設定があまり活かされていない…

相沢沙呼『ココロ・ファインダ』(光文社)

写真部に所属する4人の女子高生の心の動きを綴った短編連作。 メインの登場人物を固定しておき、一人称で主人公を変えながら展開するのが新鮮で、他人から見ると羨ましく見えるキャラクターも色々と抱えるものがある……ということが徐々に分かってくるのが面…