【年収300万円でも、10年間で1000万円の資産を作る方法】その3 情報を取捨選択する
情報化が進み、様々な情報が雑多に溢れる現代。 ただ受信しているだけでは、目標に向かって進もうにも大きく攪乱される可能性があります。 特に、本シリーズで目指している資産形成は情報というのが非常に重要で、雑多な情報に惑わされていると相当に不利になります。
そこで今回は、私たちの周りに溢れる「情報」というものに対してどう対応すべきなのか、まず最初のステップで押さえておくべきことを書いていきたいと思います。
- ただ口を開けているだけでは不要なものを投げ込まれる
- いったん情報をシャットアウトする
- 必要な情報は、「自分で取りに行く」
ただ口を開けているだけでは不要なものを投げ込まれる
ツバメの雛は、ただ口を開けていれば親鳥が食べ物を入れてくれます。 しかし、いい歳した人間の大人がただ口を開けていても、入れられるのは役に立たないものばかりではないでしょうか?
- ダイレクトメール
- ポストへの投げ込みチラシ
- webページの広告
- 街頭の広告看板
- テレビのCM
- 様々な電話セールス
- 有料コンテンツへの誘導
- 新聞の挟み込みチラシ
- デパートの販促
……ちょっと思いついただけでも、こんなにありました。 こう書くと「いや、中には必要な情報もあるだろ」と反論したくなる人もいるでしょう。 しかし、下記のように一般化すると、異論がある人はそういないはずです
「情報プロバイダから提供される情報には、必要なものと不要なものが混ざっている」
プロバイダとは、「提供者」という意味です。 なので、ここで言う情報プロバイダというのはYaHooだったりGoogleだったりテレビ局だったり……をひとくくりにした概念と捉えて頂ければと思います。
何も考えずに受信していると、不要な情報も受け取ってしまいます。 不要な情報は、貴方が思っている以上に思考を惑わし、意図しない方向へと誘導します。 資産形成においては、最大の障害と言っても言い過ぎではありません。 そして、必要な情報というのは、貴方が思っているより遥かに少ないのです。
いったん情報をシャットアウトする
では、どうすれば良いのか?ということですが…… 「不要な情報が非常に有害」で「必要な情報は非常に少ない」以上、対応策は見えたも同然です。
いったん、全てシャットアウトして下さい。
- 出来る限りテレビを見ない(捨ててしまうのが一番良いのですが……)
- 使用しているwebブラウザに、広告ブロックを導入する
- ダイレクトメールやチラシは読まずに即捨てる
- スマホのゲームを全部アンインストールする
- 出来る限り、繁華街に出かけない
- YaHoo等の大手情報プロバイダの使用を止める
……答えは簡単ですが、実行するのは難しいです。 かなり厳しい項目も含まれていますが、必ず実行してください。 今までは「~べきだ」と心構えを書いていたのですが、既に実行フェーズに移行しています。 この程度のことが出来ないと、「10年間で1000万円」は不可能です。
ただ、あくまで「一旦」ですので、長々と続ける必要はありません。 (続けると仙人みたいな生活になってしまいますので……) シャットアウトするのは、次項への布石ですので、次に書く内容が実行できるようになれば、徐々に緩めても構いません。 期間としては、おおよそ2週間を目処にして下さい。
必要な情報は、「自分で取りに行く」
情報社会である現代、必要な情報は入手しないと生きていくのは苦しいです。 しかし、他から投げ込んでもらうという方法は前項で遮断してしまっています。
では、どうするのか?
答えは、「自分で取りに行く」のです。
- 出来る限りテレビを見ない→必要な映像コンテンツを自分で探す
- 使用しているwebブラウザに、広告ブロックを導入する→必要な情報は検索で入手
- ダイレクトメールやチラシは読まずに即捨てる→必要に応じて、業者を探す
- スマホのゲームを全部アンインストールする→買い切りのゲームに絞る
- 出来る限り、繁華街に出かけない→出かける時には、何を買うか事前に決めておく
- YaHoo等の大手情報プロバイダの使用を止める→必要な情報は検索で入手
さっきから書きぶりがネット贔屓でテレビ排除になっているのは、テレビが「自分で情報を取りに行く」のに不向きなメディアだと思っているからです。 テレビ無しで映像エンタメが不足すると感じるなら、Netflix等の動画配信サービスを使うと良いでしょう(テレビのCMを見るくらいなら、コンテンツに多少お金をかける方がマシです)。
ゲームは買い切りのものだけに絞った上で、宣伝に惑わされず自分で選んで買って下さい。 いわゆる基本無料のソーシャルゲームについては、当面は止めて下さい(理由は別途記事に起こします)。
以上になります。 今回はちょっと長くなりました。 これだけのことを実践すれば、貯金がどうこうでは無くライフスタイルが一変する人も少なくないはずです。 特に、テレビに依存するような生活をしている方は、寂しさどころか恐怖すら感じる生活になっているかもしれません。
さて、ここまで変えても、問題がいくつか残ります。 その一つが、「お金を使うことによる充足感が無くなる」というものです。 こんな薄ら寒い生活、10年も耐えられない……という感想を持つ人は多いでしょう。
そこで次回は、実際のお金の運用に切り込み、出費を抑えつつも無理なくライフスタイルを構築する方法についてお話したいと思います。