HiHiの雑多な本棚

本の感想と、お金の話。

【年収300万円でも、10年間で1000万円の資産を作る方法】その2 あなたの周囲は、あなたにお金を使わせたいという意図で満ちている

第2回目は心構えの話です(実践は次回から!) タイトルに書いていることを理解して頂ければ十分なのですが、実感がわかないと思いますし、記事が真っ白というのも体裁が悪いので(笑)具体的に書きたいと思います。

さて、私たちの周りでは様々なマーケティングが展開されています。 ここで、マーケティングとは


マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
wikipediaより)

ということなのですが、「顧客が真に求める商品」なんて提供側には絶対に分からないですし、「顧客のニーズを解明」するのも相当難しいです。 なので、「あいつらが欲しいものは多分これだろう」「これは絶対売れるに決まってる!」という安っぽいマーケティングが大部分……というのが実態だと私は思ってます。

目的がお金を使うことではなく貯めることである以上、このような(悪質な)マーケティングに引っ掛かっていては達成は覚束なくなります。

そこで、今回は私たちの周りにどのようなマーケティング活動が展開しているかと、それらへの対応を以下の3つに分けて少し書き出します。

  • 広告:商品やサービスを周知する
  • 集客:とにかく人を集める
  • 販促:買ってくれるよう促す

広告:商品やサービスを周知する

まず、次の2枚の写真を見比べてください。

上の写真は、とある繁華街を撮影したものです(どこかすぐ分かると思いますがw)。 下の画像は、最初の写真を加工して広告や宣伝と思われるオブジェクトを消去したものです。 消去後は、すごく……すっきりしてますよね(笑) 処理した個数は、大体40個になります。 すっかり寂れた商店街になってしまって、人が集まっているのが不自然に感じられるかと思います。

上の写真のような繁華街の方が心惹かれますし、ワクワクするというのが正直な気持ちでしょう。 しかし、その目的は私たちに商品やサービスを周知する――悪い言い方をすると刷り込む――ための広告や宣伝なのです。

広告や宣伝を見ただけでお金を使ってしまうということもまず無いのですが、私たちが身を置くべきは、下の写真のような一見して地味で寂しい場所だということをご理解ください。

集客:とにかく人を集める

広告と違って、少し分かりにくいです。 とにかく人が集まっていれば、何らかの集客活動が行われている……と思うしかありません。 野次馬やらの可能性もあるんですけどね。

ちなみに、実際の人間に限らず、webサイトのアクセス等でも同じです。 YahooやGoogleAmazontwitterにも人が集まっていますね。

人が集まっているだけでは何の問題も無いのですが、その目的は大抵が次項の販促になりますので、注意が必要です。

販促:買ってくれるよう促す

商品やサービスを買ってくれるように働きかけることです。 デパ地下の試食であったり、特売やセール、セールストーク、実況販売や訪問販売、口コミのランキング、実機デモ、本日のおすすめ等々。 広義には「商品やサービスを購入してもらうための仕組み」ということで、前項の2つも含めるのですが、ここでは分けて考えることにします。 この「販促」乗ると、余計なお金を使ってしまうことになります。 以下にいくつか例を挙げておきます(外部リンク リンク切れしてたらごめんなさい)
http://karapaia.com/archives/52240872.html
http://www.d-fantasista.net/column1/post_4.html
……大体、何が言いたいか分かってきたかと思います。 マーケティングというのは、「広告」で商品やサービスを周知しておき、「集客」で集めた人達に対して「販促」することで購入してもらう活動……というのが、私の考えです。

「広告」「集客」「販促」のどれかをブロックすれば、不本意にお金を使ってしまうことを避けられるのですが、大抵の人は「広告」「集客」を許容してしまっているため非常に難しくなってしまっていますね。

……で、どう対応すればいいの?

一番確実なのは、全てシャットアウトしてしまうことです。

広告を見ず、人が集まっている場所に出かけず、セールストークに耳を貸さない。 ネットもテレビも遮断して、休日は家で引きこもって過ごす。 これが出来れば、マーケティングの影響はほぼ無くなるのですが……まぁ無理ですよね(笑) 私だって休日には街に出かけていますし、テレビは持ってないですがネットは普通に使っています。

本シリーズでは、上記のような仙人みたいな生活を送るという提案はしません。 一ヶ月ぐらいだったらまだ現実味はあるのですが、10年という長丁場になると余りにも無理があります。

じゃあどうするの?ということですが…… 答えは次回にしたいと思います。

今回は、「こういうマーケティングが展開されているんだ」ということを認識頂ければ十分です。