HiHiの雑多な本棚

本の感想と、お金の話。

荻原規子『RDG レッドデータガール4 世界遺産の少女』(カドカワ銀のさじシリーズ)

生徒会執行部の一員として学園祭の準備に追われる泉水子は、衣装の着付け講習会でモデルを務めることになる。講習会は何事も無く終わったのだが、直後に姫神が憑依。元に戻そうと懸命に対応する深行に、衝撃の事実を語るのだった。

遂に姫神が顕現!

これまでもちょくちょくは現れていたのですが、この巻で本格的に登場です。
語られる衝撃の事実……というか、こういう世界観ですか!
物語も終盤になって設定をぶっちゃかしたという感じですが、風呂敷広げすぎw

本の表紙から、もっと落ち着いたシリーズだと思っていたのですが、とんでもない。
成長物語×ボーイミーツガール×学園日常×異能バトル×時空転移
盛り上がる要素てんこ盛りですね。

ごく個人的な感想ですが、姫神が可愛いです。
主人公の泉水子も魅力的なんですが、年頃の少女をきちんと描こうとして色々抑えている部分があってちょっともどかしく感じていました。なので、はっちゃけてる姫神が可愛いです。これでは深行が惚れてしまったとしても仕方ないのでは?

この物語をどう収めるのか。続きがすごく楽しみです。