HiHiの雑多な本棚

本の感想と、お金の話。

【年収300万円でも、10年間で1000万円の資産を作る方法】その0 お金を貯める目的を決める3つの指針

 資産形成の話をする前に、お話しておきたいことがあります。 それは、何のために貯めるのか?ということです。

 タイトルに引かれてこの文章を読まれている方の相当数が「余裕が欲しい」「将来が不安」「金持ちになってみたい」というような目的を設定すると予想していますが、これらの目的で資産形成を始めても途中で心折れるのが目に見えています。

この記事では、お金を貯める目的を決めるための3つの指針について提示して、それぞれについて書いていきます。

  • お金は使ってナンボ
  • 目標金額は明確にする必要がある
  • ローンを組むか組まないかを決める

お金は使ってナンボ

ぶっちゃけた話、私はお金というのは万能引換券だと思っています。 万能と言うと便利そうですが、逆に言うと、何かに引き換えないと価値をなさないのです。


恐らく彼女にとってはお金の価値も紙や金属以外の何物でもないのだろう。
(ZUN『東方香霖堂』より)

タイトル通り「10年間で1000万円貯める方法」について記事をエントリしますが、最終的にはそのお金は何かに使って欲しいです。 「老後が不安だから……」「何が起こるか分からないから……」「とりあえず……」という理由で資産形成を始めても充実感は薄いですし、それなりに苦しい場面もありますので精神的に持つかどうかがあやしいです。

ただし! その使い道は浪費ではないのか?については常に考える必要があります。 これについては、後々投稿する記事にて書きます。

「貯めたお金を何に使うか」については、申し訳ないですが私からの提案はできません。 目的というのは個人個人で大きく違ってくるからです。 ただ、「お金は何かに使うべきだ」ということは、強く認識して頂きたいです。

目標金額は明確にする必要がある

「目標って、1000万円じゃないの?」と言われそうですが、ここでは10年で1000万円という方法論を提示したいだけです。 なので、前項で決めた目的をさらに具体的なものにして、目標金額を設定してください。 目標金額を明確にする理由は、その金額によってアプローチが全く異なってくるからです。 1000万円に対して極端に差がある金額……例えば一億円とか十万円とかであれば、本シリーズでお話しする方法論は全く参考にならないということになります(なので「その0」としてこの文章を書いています)。

ローンを組むか組まないかを決める

当たり前の話ですが、ローンを組むことを許容するならそもそも資産形成は不要になります。 しかも、単純に目的を達成するだけであれば、ローンを組んだほうが早道です。

しかし、私は「ローンは使うべきではない」と考えています。 目的は達成できても、相応のペナルティを負うことになるからです。 利息を取られるから、というだけでなく、もっと大きなペナルティがあります。 それについては、シリーズの後半に書くことになると思います。

ローンを組む組まないで、お金に対する態度は大きく変わります。 なので、そこは決めておいて下さい。

尚、本シリーズではローンを組むことは一切許容しません。 資産を作る方法について書くのだから、当たり前のことですが。

具体例

具体的な例を挙げると、こんな感じです。

例1
目的:家を購入する。
目標:中古物件で構わない。底値を調べたところ2000万円だったので当面はそれを目標にする。ローンは使わないので、現在の賃貸住宅に住みつつ1500万円の資産を作る。

例2
目的:旅行に行きたい
目標:世界一周したい。船で回るサービスがあるので調べてみたら150万円だった。渡航先で使うことも考えて目標金額を200万円に設定する。