HiHiの雑多な本棚

本の感想と、お金の話。

清瀬赤目『アンネッタの散歩道3(完結)』(まんがタイムきららコミックス)

ついにアンネッタと3人の妖精たちが出会います。本来なら人間は妖精を認識できないので、出会ったらどうなるのか……という期待と不安で盛り上がりました。 3巻から登場した新キャラもいて、コミカルで面白いです。 ラスト前にちょっと暗く沈む展開になりますが、最後はハッピーエンド。良い感じで完結したと思います。 追加の書き下ろしも気に入りました。

お屋敷の中での妖精たちと人間との交流(?)がもう少し読みたかったのと、ダブリン到着までの旅路が駆け足だったのがちょっと残念。もう1巻分の長さがあれば、充実させることも出来たのでしょうが……まぁ言っても詮無きことですかね。

ゲラゲラ笑えるような作品ではないですが、4コマ漫画らしいクスッと笑える場面もあり、古風な世界観も良く描けていたと思います。絵柄も話も温かみがあり、お気に入りの作品です。