HiHiの雑多な本棚

本の感想と、お金の話。

佐藤明機『パラダイスバード』(バンチコミックス)

古びたビルの中の寂れたショッピングモールに、主人公の女性が引っ越してくるところから始まります。祖父の古書店を継いで経営を再開するのですが、周りは変人ばかり、更にはどんどん非日常に寝食されていきます。

内容的には日常が淡々と続くだけなのですが、佐藤氏の独特の世界観は舞台が現代になっても感じることが出来ます。味のある作画と相まって、ごちゃごちゃしていますが心安らぐ内容です。 最後の急展開は氏のお約束ですww 短い続編が収録されていますが、なんかもうぶっ飛んだことになってますね(^^;

表題作以外にも短編が収録されています。こちらも中々に楽しめました(過去作なのでちょっと絵が古いですが)。

何度も読み返している、お気に入りの一冊です。