HiHiの雑多な本棚

本の感想と、お金の話。

感想

水月さなぎ『ちび龍といっしょっ!1』(いるかネットブックス)

薬師のアッティカは、水龍の痕跡を探して山の中を彷徨っていると、偶然にも本物の水龍に遭遇します。水龍の卵を盗賊(?)から取り戻し、卵から孵る瞬間に立ち会うことになるのですが、生まれた子供に懐かれることに……。 エリスちゃん可愛いよエリスちゃん!…

三月『ひなこのーと2』(MFCキューンシリーズ)

ひな子のお母さんが舞台を見るために上京することになり、成功させるために頑張るエピソードがメイン。劇団「ひととせ」の団員とも仲良くなり、心温まるお話です。 エロさも磨きがかかってて……何ていうか三月さんの絵柄はむっちりしていてエロいですww 参…

水月さなぎ『ラストテイル・オンライン2』(BWインディーズ)

1巻とほぼ変わらない感じで展開。最終話でちょっとシリアスな展開ありますが、ラストということもなくこの巻は終了です。筆者いわく、これで一区切りとのこと。 ギャグとエロは変わらず面白いのですが、魔王様がAIであるという設定があまり活かされていない…

相沢沙呼『ココロ・ファインダ』(光文社)

写真部に所属する4人の女子高生の心の動きを綴った短編連作。 メインの登場人物を固定しておき、一人称で主人公を変えながら展開するのが新鮮で、他人から見ると羨ましく見えるキャラクターも色々と抱えるものがある……ということが徐々に分かってくるのが面…

三月『ひなこのーと1』(MFCキューンシリーズ)

田舎育ちで口下手な主人公ひなこが、都会の高校に進学するのをきっかけに一人暮らしを始め、演劇同好会に入ることで自分を変えていこうとする物語。 ……と書くとすごい成長物語に聞こえてしまいますが、萌え4コマに少しストーリーを持たせたような構成で、ほ…

水月さなぎ『ラストテイル・オンライン1』(BWインディーズ)

book walkerのサイトで目次を見て吹き出して、ついつい購入w よくあるライトノベルっぽい文体は苦手なんですが、100円ぐらいであれば許容してしまいます。 オンラインゲームで「魔王の卵」というレアアイテムを入手した主人公。友人と相談しながら魔王を…

相沢沙呼『雨の降る日は学校に行かない』集英社e文芸単行本

大体タイトルから予想できるかと思いますが、不登校や保健室登校、いじめなど、少し普通から外れた中高生の女の子達を書いた短編集です。 著者がリアルにこんな体験をしたのか?と思えるほどに生々しく、話によってはちょっと暗鬱な気持ちになりました。 大…

水生大海『ランチ合コン探偵』(実業之日本社)

タイトルそのまんまの内容です。仕事が出来てルックスも良いけど彼氏がいない麗子と、地味で一風変わっていて鋭い洞察力を持つゆいかの二人が、ランチタイムで合コンする男性から聞いた謎を解決する内容。ゆいかが探偵役ですね。 正直、自分には合わないだろ…

清瀬赤目『アンネッタの散歩道3(完結)』(まんがタイムきららコミックス)

ついにアンネッタと3人の妖精たちが出会います。本来なら人間は妖精を認識できないので、出会ったらどうなるのか……という期待と不安で盛り上がりました。 3巻から登場した新キャラもいて、コミカルで面白いです。 ラスト前にちょっと暗く沈む展開になりま…

水月さなぎ『猫と聖女と魔法使い1』(BWインディーズ)

魔女の弟子に取られ修行を積んでいたアリスですが、魔女の私欲から命を取られそうになり、返り討ちにしてしまいます。孤独に耐えられなくなって悪魔を召喚するのですが……。 内容的にはよくあるファンタジーですが、異世界転生を上手い具合に織り交ぜています…

水生大海『運命は、嘘をつく』(文藝春秋)

「運命の人」を巡るミステリ。ただ、冒頭で犯人が分かる構成のため、どちらかと言えばホラーに近いのかもしれません。 犯人が分かっているので、「近づいちゃダメー!」「それは罠だよ!」とハラハラしながら読むのが正しいのでしょうが、正直、私には合いま…

水生大海『夢玄館へようこそ』(双葉文庫)

古いアパートを改築して店舗(作中ではショッピングモールと呼んでいるがとてもそうは見えない)としている「夢玄館」。そこに住む個性的なショップオーナー達と、管理人代理の主人公が起こす騒動を描いたミステリ。 ミステリなので謎解き要素が当然あるわけ…

佐藤明機『パラダイスバード』(バンチコミックス)

古びたビルの中の寂れたショッピングモールに、主人公の女性が引っ越してくるところから始まります。祖父の古書店を継いで経営を再開するのですが、周りは変人ばかり、更にはどんどん非日常に寝食されていきます。 内容的には日常が淡々と続くだけなのですが…

双見 酔『魔法少女なんてもういいですから1』(アース・スター コミックス)

どこにでもいる中学生の女の子ゆずかは、生ゴミを漁っていた奇妙な生物に「魔法少女の素質がある」と突然話しかけられます。なりゆきで魔法少女にさせられてしまうのですが、特に使命もやることも無いことが分かったのです……。 魔法少女になったものの、コス…

夜麻みゆき『Kanon Texte / Opening』(復刊ドットコム)

遠い未来、衰退した人類は昔の遺跡から発掘される機器で生活を補っていました。マスターに服従しあらゆる面をサポートするヒューマノイド、03と呼ばれたヒューマノイドの被験者となったカノンは、彼女を「さくら」と名付け交流を深めます。しかし、さくらは…

清瀬赤目『アンネッタの散歩道2』(まんがタイムきららコミックス)

1巻と変わらず、のんびりゆっくりした旅路ですが、アンネッタの過去を始め色々なことが分かってきます。 アンネッタとメイヴは出会えるのか?出会ったらどうなるのか?続きが気になるのですが……まんがタイムきららコミックスは刊行がすっごく遅いんですよね…

蒼樹うめ『ひだまりスケッチ8』(まんがタイムきららコミックス)

上級生二人、沙英,ヒロの卒業が描かれています。ちょっとしんみりしますが上手く纏めている印象でした。 他のメンバーも進級し、新入生が1人加わります。乃莉ちゃんにちょっと近い感じのツッコミキャラで、元々ボケキャラが多かったので良いバランスだと思…

蒼樹うめ『ひだまりスケッチ1~7』(まんがタイムきららコミックス)

ひだまり荘で一人暮らしをしながら、やまぶき高校に通う女子高生達の日常を描いた萌え4コマ。 一人を除いて美術科に所属しているので、美術やデッサン関連の話が多いです。 あと、一人暮らしをしているので、それぞれのキャラのプライベートな内容も多く描…

Koi・芳文社/ご注文は製作委員会ですか?『ご注文はうさぎですか?』(アニメ)

キャラが可愛らしく魅力的なのはもちろんなのですが、特筆すべきは全体の雰囲気です。 「木組みと石畳の街」という世界観が、綺麗な背景を使って見事に描かれていて、見ているだけで心和む作品に仕上がっています。 加えて音楽が良く、まるでファンタジーの…

原悠衣・芳文社/きんいろモザイク製作委員会『きんいろモザイク』(アニメ)

原作ではぼんやりとしか描かれていなかった、中学生のシノがイギリスに留学したエピソードがしっかりと描かれていて、しかもアリスやカレンが英語をしゃべります! このおかげで、「イギリス美少女がやって来た」という実感があり、全編にわたって“何かが起…

原悠衣『きんいろモザイク5』(まんがタイムきららコミックス)

この作品を「ギャグ」として見ると、面白くなってくるのは2年生に進級してクラス替えがあってからだと思います。5巻になって更に磨きがかかっています。 モブキャラからメインに昇格したホノカの出番が多くなっています。逆にアリスがちょっと影が薄くなっ…

Koi『ご注文はうさぎですか?1~3』(まんがタイムきららコミックス)

喫茶店の看板娘だったりアルバイトだったりする少女達の交流や友情を描いた4コマまんがです。タイトルにちなんでうさぎを絡めてはいますが、あからさまな動物カフェだったりウサギ料理が出てくるわけではありません(^^; このジャンルの定番で、メインキ…

原悠衣『きんいろモザイク1~4』(まんがタイムきららコミックス)

この時点では完結していません。中間レビューです。 女子高生の日常を描く4コマまんがです。登場人物の2人がイギリスから留学してきたという設定となっており、ちょっと変わった味がします。 もともとは、ファンタジー世界からやって来た…という方向で考え…

ふくやまけいこ『アマノガワ ふくやまけいこのお蔵出し』(復刊ドットコム)

オリヒメ,ヒコボシときてアマノガワ。こちらも基本的には短編集ですが、イラストカットや、設定ラフなども入っています。ふくやまけいこのお蔵出し という副題にもあるように、形にならなかったアイデアもいくつかあります。 ファンタジー色が強いように思…

ふくやまけいこ『オリヒメ』『ヒコボシ』(CR COMICS DX)

短編集ですね。見ての通り絵柄はとても可愛いです(^^ ふくやまけいこさんの作品は、ファンタジー色が強いものも多いですが、この作品は作者の子供の頃の経験が元になっている話が多く、昭和の頃の懐かしい雰囲気です。40代ぐらいの方が読んでも楽しめる…

清瀬赤目『アンネッタの散歩道1』(まんがタイムきららコミックス)

表紙やタイトルに書かれているアンネッタの出番はそんなに無いです。妖精さん達が旅をするお話。一応イギリスが舞台ですがファンタジー色が強いです。 まんがタイムきららなので4コマまんがなのですが、ギャグではないので4コマにする意味は非常に薄いと思…

藤野もやむ『蒼きユピテル』(マッグガーデンコミックス)

事情があって田舎に引っ越してきた主人公の少女が、ユピテルという不思議な生き物に惹かれてゆくお話。相手は人間じゃないけれど、多分恋愛モノと言っていいんじゃないかと思います。 全2巻と短いですが、意外にもきちんとユピテルの正体も明かしますし、決…

原悠衣『わかば*ガール』(まんがタイムきららコミックス)

とある女子高の一年生新学期から始まる、仲良し4人組の物語。一人が世間ズレしたお嬢様で、そのズレっぷりが可笑しい4コママンガなのですが、結局4人とも個性的だったというオチww 読み始めは「まぁよくある萌え4コマか」という感じなのですが、途中か…

コンパイルハート『超次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth1』(psvita)

長年争いを続けてきた4人の女神様の一人「ネプテューヌ」が、敗れて地上に堕ち、記憶を失うところから始まるRPG。てっきりネプテューヌが他の女神達を蹴落としてトップを取る話かと思っていたら全然違いました(>< 見ての通りのキャラゲーで、可愛い女の…

『栞子さんの本棚 ビブリア古書堂セレクトブック』(角川文庫)

『ビブリア古書堂の事件手帖』に出てくる作品の元ネタを集めた本。当たり前ですが日本文学と外国文学の名作がズラリです。 一つ注意しないといけないのは、短編は全文収録されていますが、長編は抜粋……というか最初の数ページのみの収録で、「続きはウェブで…